紙風船を買いにちょこちょこ寄っているタバコ・駄菓子屋さん。 ぶっきらぼうだったおじいさんも その後ちょっと愛想がよくなった。 店に入って正面にきれいに並んだ森永のビスケットがあって 何度か見ているうちに ちょっと買ってみる気になった。 チョイス/マリービスケットと懐かしい感じもあった。 マリービスケットは 小さな時から母とのお茶タイム 特に 紅茶が入った時テーブルに出された。 母のお気に入りだった。 チョイスは 高校時代 試験前の一夜漬け勉強の夜 よく食べた。 もう随分長い間 余り買い求めることはなかったが 昔から変わらぬパッケージをお店で見つける度 「まだあるんだなぁ~」と 何だかうれしかった。 駄菓子屋さんに並んでいたのは 馴染みの細長いものではなく ちょっと小ぶりの箱だった。 一見 赤い箱は マリービスケット 一見 黄色い箱は チョイス 一見 青い箱 これはボクに馴染みのないものだった。 3種類が きれいに並んでいた。 「これ頂戴!」 馴染みのない箱を手に取った。 ムーンライト ・・・ へぇ~ すごいネーミングだなぁ~ そう思いながら 車の中で口に入れる。 ・・・ おお~ なかなかいけるじゃないか 車を停めた時 何気なくパッケージを見ると since 1960 とある。 ボクが 東京に来た年である。 ・・・ そんなに前からあったのか~ ・・・ そうだよなぁ~ その頃 こんなお菓子を買うことはなかったなぁ~ since の表示が気になって あくる日 今度は チョイスを買い求めた。 since 1937 ・・・ すごい! ボクの生まれる前からあったんだ バターっぽい味は 昔のまま ついでに成分を見てみると しっかりバターオイルと書かれていた。 ・・・ へぇ~ 1937年にねぇ~ 変に感心したが 気になることがあった。 卵白とあったのだ。 ・・・ へぇ~ 白身しか使ってないのか ん? じゃあ 卵黄は? 次の日 3種類のビスケットの成分をざっと見てみた。 卵黄はムーンライトにあった。 そして マリービスケットには卵を使っていない。(なるほど これは牛乳か~) そこで またまた驚きの発見。 マリービスケットは 1923年から作っていたのだ。(なんと歴史のあることか) 関東大震災の年である。(震災とビスケット ・・・ 何か関係あるのかなぁ~?) ビスケットを通して 面白い歴史的背景が見えるかもしれない。 森永に限らず 明治 江崎グリコ 不二家 などなど お菓子と時代 ・・・ ちょっと興味をそそられる。。。。
by jam909jam
| 2013-03-14 00:03
| ◆独り言
|
カテゴリ
リンク
以前の記事
その他のジャンル
|
ファン申請 |
||