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どうしているのだろう

e0093537_18553132.jpg毎日、地域のゴミを拾ってくれるオジさんがいる。
「いつもご苦労さま」に「いやいや、暇ですし、良い運動になるし、気にしないで下さい」だった。
そのオジさんに感化されたのか、2人くらい他のオジさんを見かけた事があるが、ほんのちょっとの間でその姿は消えた。ちょっとやってみようと思ったのだろうが、思いの他大変な事だったのだろう。しかし、ちょい参加の人達は、何時ものオジさんのむっつり、黙々と違って、ニコニコと誇らしげだった・・・。
森の中の遊歩道に金網製の筒型ゴミ箱があって、遊歩道を散歩する人、そこを通学路にしている高校生達に利用されていた。
しかし、たまったゴミはだれが始末するのだろうかと疑問だった。
いつまでも満杯、溢れ出るゴミ箱ではなく、いつ見てもきれいだったのである。
もしやと、オジさんにたずねてみると、やはり、彼が処理しているとのことだった。
彼の歩く範囲を聞いて驚いた。ただ歩くだけでも、大変な距離になるだろう。

ある日、そのゴミ箱に張り紙があった。
「体調を崩し、入院する為、ゴミはお持ち帰りください」・・・署名はない。
あらららら、それは大変。花でも届けようかと思った。
しかし、ボクも、未だにその人が誰で、どこに住んでいる人かも知らないでいる。

しばらくして、道端の煙草の吸殻を箸で拾い上げている彼に出会うことが出来た。
「入院なさっていたとか・・・?」
「はあ、手術をしまして昨日退院してきました」
「ええっ 昨日ですか? 術後は無理なさらいでくださいよ。代わってボクが、という訳にはいかないけれど、程ほどにしてください」
「ええ ええ ありがとうございます」
「お大事になさってください」

そんな会話を交わしてから、1ヶ月?くらいは経ったろうか。
雨上がりの森を久々に歩くと、あのゴミ箱がない。
ん?
そういえば、また最近、あのオジさんを見かけないなあ~~
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by jam909jam | 2006-05-15 19:06
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