![]() 庭で 我が家のスミレたちをカメラに収めていると 通りから かわいい歌声が聴こえた。 小さな女の子が独り 小さな手をお椀にして 歩いている。 なにやら 歌を唄いながら ・・・。 髪が 強い風に吹かれて 顔を隠す。 それでも 女の子は 髪を直すこともせず歩いていた。 「何か いいもの見つけたの?」 声をかけると やさしくまるまった小さな手を差し出した。 「何が入っているの?」 「お花」 「お花が入っているの? どんなお花?」 「かわいいお花」 小さな手のひらが ゆっくり ほんの少しだけ開いた。 薄紫のスミレの花 1っこ。 「おお~ かわいいね おうちに持って帰るの?」 「うん ママにあげるの」 ・・・ もう すっかりしおれたスミレの花。 幸せそうに 手のひらに眠っていた。 「おじちゃん家のスミレ 持って行くかい?」 「いいの だって このお花が飛んでっちゃうから」 ・・・ ・・・ 。 ![]() ![]()
by jam909jam
| 2009-03-23 20:06
| ◆My Garden
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