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「野ネズミ」は かわいかった (泣)

e0093537_13294563.jpg「冷蔵庫の陰に 何かいる」 事件は そこから始まった。

その3日ほど前 静まり返った真夜中 いつものようにPCに向かい 囲碁のNet対戦中のボクは 素足の左足の上に何かが触っているのを感じた。
乱雑に様々なものが足もとにある机の下 紙屑か電気コードくらいに思った。
しかし 「ん!?」と思ったのは ボクの足が動かないのに それがチョコチョコ動くのだ。
右足で 何気なく その物体を払いのけた。
その瞬間 明らかに生き物の動きに変わった。音を眠い目で追った。
黒い5センチほどの物体が 机のサイドを電池入りのミニカーのように 大変なスピードで机の裏側に消えて行った。 あまりの速さに 形は確認できず ただ走り去る黒い影だけが頭に残った。
ここに住んでから一度もゴキを見たことがない。 このエリアにはゴキはいないのだ。 それも 森のおかげと感謝していた。 とうとうやってきたかゴキが・・・。
黒くて光沢があったし 払った右足の指に伝わった感触は ツルッとして固かったように思う。 左足に乗っかっていた時のその甲に伝わった感触は まさしく昔懐かしいゴキの感触。 何だろう? 何だったのだろう? ゴキとは 思いたくなかった。 いずれにしても電池仕掛けのミニカーではない。 生き物だ!
家族は 「ネズミ」と決めつけている。 しかし そのネズミにも今まで遭遇したことがなかったし その被害もなかった。 ネズミならあんなに固い感触ではない。 それにあんなに光沢のある身体ではない。 ただ独り 走り去る影を目撃したボクは ゴキでもないネズミでもない エイリアンとしていた。
去年は お向さんの家にハクビシンが住み付いたというので大騒ぎだった。
この 3週間ほど そういえば夜中にコソコソ音がしていたようだ。 その音は外だと決めつけていた。
「また ハクビシンかな? でも大丈夫 去年の騒ぎの後 家の周りを徹底的に調べた。 ハクビシンの入るところはない」


出先で のんびりコーヒーを呑んでいたボクの携帯から聞こえる妻の声は興奮していた。
「いた~! いたわよ~! いるわよ 絶対に~~!! いるわよ なにかが~~!!」
それが事件の始まりになった。
「追い出そうとしたり 追っかけたりするな 静かに音を観察してろ」 
ボクは この目で エイリアンの何かを確認したかった。

家に帰って 耳をすますが音はない。
夕食を済ませ お茶も終わって 場所をかえ コーヒーの入ったマグカップに手を伸ばすと
「ほら ほら 聞こえるでしょ やっぱり冷蔵庫の陰」
妻のささやきに 目くばせし そっと冷蔵庫に近づく。 確かにコソコソ コソコソ 何かがいる。
その音は 冷蔵庫の底を叩きひっかいているようだった。
冷蔵庫に入りたいのだろうか? お腹がすいているのかなぁ~?

サイドの壁側だけ残して そこに段ボールのトンネルを作り その先に透明ビニール袋をガムテープでくっつけた。
冷蔵庫の他の下周りは 新聞紙を棒状に丸めてふさいだ。
・・・ そして 殺虫剤を散布する。 我ながら 素晴らしいアイディアである。
驚いて 段ボールのトンネルをくぐり 透明ビニール袋に入れば そこでエイリアンが何者かが確認できる。
もちろん 入った瞬間 手に持ったパイプで袋の口を閉じる という作戦だった。
どうなるかも解らないからと 両手に軍手もはめた。
「パイプを構えてるから ほら 冷蔵庫の後ろに殺虫剤を!! いいか レディー GO!」
・・・ コソコソがやんで静かになった。 袋にも来ない。
「死んじゃったかなぁ~」
たまたまかかってきた お向さんからの電話に 妻が長々と事件の成り行きを話す。
「それは ネズミでしょう。 ネズミ取りシートがいいですよ」 って言われたから シートを買いに行くという。
冷蔵庫の前にべったりと座り たばこに火をつける。
もちろん 片手にパイプ 透明ビニール袋から眼は離さない。
エイリアンは 妻が戻ってきても コソッとも音を出さない。
待つのに疲れ その日は あちこちにネズミ取りシートハウスをセットして終わった。
小さな子どもでもいるような 部屋の雰囲気になった。

次の日 今度は台所の脇 プールしてある紙袋の後ろに音がするという。
あれ? 冷蔵庫の下から どうやって出たんだろう?
シートに引っ掛かるから大丈夫 時間の問題 と その日はごく普通に過ごした。
と 夜になってからだ。
「いたぁ~~!! やっぱりネズミ~~~!!」
妻の指先は ボクの机の陰だった。
そっと覗くと 机の後ろから顔を出しているではないか そのなんともかわいい顔・・・。
まさしく それは トッポジージョでもミッキーでもない 野ネズミ「フレデリック」だった。
ボクの顔を見ても 逃げる気配はない。 点になっているボクの眼を その小さな眼でしっかり見ている。
「おい お前 フレデリック! どうしたんだこんな家に入ってきて」
声をかけた瞬間 チョロチヨロッと姿を現した。
走るでもない のんびり歩くでもない。
子犬が来た時にするように あちこち部屋を探索する感じだった。
「カメラカメラ~~!」
「何言ってるの 捕まえてよ~」
「おい シートをどかせ~!」
「なんで?」
「いいから 早くどかせ~ かかったらかわいそうだ」
「何言いだしてるの?」
「ほら かわいいじゃないか フレデリックだよ フレデリック」
騒いでいるうちに フレデリックはまたまた机の陰に入って行った。
「ああ~~あ 写真も撮れなかったなぁ~~」

エイリアンは つややかな茶色の毛をした 小さなかわいい まさしく野ネズミ「フレデリック」だったのだ。
しばらく耳をすましたが またまた コソッとも音がしなくなったので お向さんに報告に行った。
「かわいいんですよ 悪さをする顔じゃない。 捕獲してちょっと飼ってみます。 そして 森に放します。 採り網貸して下さいますか?」
家に戻って 妻に言った。
「シートはやめて ネズミ取り籠にしよう。 明日買ってきて そうだなぁ~ あいつは木の実がいい。 だって 食べ物の被害はないだろ? ほら あの鳥のえさ あれを籠の中にセットして 頼むよ」
「迷い込んだんだ 森にいる野ネズミだよ 家から出たかったんだ 出方が解らなかったんだ かわいそうに それにしても野ネズミって初めて見たけど かわいいねぇ~~」
ボクは 感激していた。 息子があきれかえってボクを見る。 ボクは相当興奮していたに違いない。

あくる朝 試しにと 鳥のえさ(木の実)を机の角に置いて家を出た。

その夕方 携帯にかかった妻の報告に ボクは愕然とした。
「木の実大成功よ~ かかったわよ~~!」
「籠に入ったのか?」
「シートにかかったの」
「ええっ! シートは取ったんじゃなかったのか?」
「籠を買いに行こうとしたら お向さんが 昨夜ご主人が森に離すっておっしゃっていましたけど ネズミは駆除した方がいいですよって言うから とりあえず籠を買いに行くまでとシートをあの木の実のそばに置いておいたの・・・・」
「べったり くっついちゃったのか? はずせないのか?」
「無理よ それでね そばにあったコードの何本かをグチャグチャに噛み切っちゃってる・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・なんで? なんでかかったんだよ~」
「仕方ないじゃない」 冷たい声だった。
「その姿 ボクには見せないでくれ」そう言うのが精いっぱいだった。

机の角にあった電話コードはズタズタに切れていた。
彼は シートから我が身をはずそうと 必死でコードにしがみついたに違いない。
決して いたずらなんかじゃない。 たまたま 目の前にコードがあった それだけのことだ。
電話コードを直しながら あのかわいい顔 ボクを見た小さな眼を思った。
なにも 悪さなんかしなかったのに・・・・・・。
森にいれば なんでもなかったのに・・・・。

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* フレデリック 
レオ・レオニ作 谷川俊太郎訳 の ボクの大好きな絵本
by jam909jam | 2009-06-20 13:27 | ◆独り言

丸々太って ・・・

絶滅危惧IB類(EN)とされている ホトケドジョウ。

ボクが住んでいる 川崎・麻生区にも多く生息していたという。

「自然が多く残る黒川地区に 今も生息しているので見に行こう」 と誘われて出かけたのが3年前。

畑の間を流れる小川がコンクリートで整備された姿を見て

「あららら こんな姿になってしまったら もうドジョウも住むところがない。 もういないかもしれないね」

そう言いながらも オジン2人必死で探した。

ほんの10センチ程度の水深 流れる水は山奥のせせらぎのように綺麗で 冷たかった。

流れの中の 落ち葉の陰にその姿を見つけた時は 感激だった。



イメージしていたドジョウとは違っていた。

子どもの頃から ドジョウというやつは どうも苦手だった。

小川に入って 足をくすぐる あのヌルッとした感触と あの色 あの口がいやだった。

ところが このホトケドジョウは 薄茶色に黒い斑点

流れを楽しみ 流れてくる落ち葉にたわむれる といったその姿も可愛かった。

約1時間ほどだったと思う。 車にたまたま積んでいた網で2匹をすくい上げた。

「こんな貴重な魚を持ち帰っていいのかなぁ~」

「いや~ この環境じゃあ増えることもないでしょう。 保護するということで いいんじゃないかな」

連れのその言葉に 「また訪れて 生息が確認できたら 帰してやる」 という条件付きで持ちかえることにした。

水槽で ゆっくり観察したかったのだ。



その次の年 その川では 全く観察できなくなった とのことで

結局 このホトケドジョウは メダカとタナゴとクチボソといっしょに我が家の60センチ水槽の住民となった。

寿命は4年と聞く ホトケドジョウ君。 我が家の水槽で かなり長生きをしているようだ。

身体も 大きく丸々と太った。

・・・ 今日は 水槽の水換え。 たまたま 排水ホースに吸い込まれてきたホトケドジョウ君。

ちょっと記念写真。
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<参考> : 湧水のように水が清澄で冷たく、流れの緩やかな砂泥底で、水草や石など障害物のあるところに好んで生息する。他のドジョウのように川底を這うようにしているのではなく、水草などの間をゆっくりと泳いでいることが多い。 各地で 保存団体が一生懸命生息できる環境を守って活動している。

 
by jam909jam | 2009-06-13 22:34 | ◆My Garden

今年は元気

アスチルベが ツブツブの穂を伸ばし 下の方から開花してきました。

去年は ちょっとばかり元気がなくて心配しましたが 今年は 広く葉を広げ たくさんの花穂を出しました。

アスチルベにも 多くの種類があるようですね。

園芸種では 色も色々(この子も園芸種です) 

庭の一角にいろんな色のアスチルベが咲いたら どんなに素敵でしょう。

ところで 知りませんでした

日本のアスチルベは? というと アワモリショウマとかアケボノショウマとか「升麻」と呼ばれるものなのですね

別名 「泡盛草」とはよく言ったものです。
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この子には どうも雨が似合わないようで 雨上がりの澄んだ光に生き生きしている。
参考 : 2008年7月7日掲載 http://jam909jam.exblog.jp/8263074/
by jam909jam | 2009-06-11 20:45 | ◆My Garden

木の実     (川崎・多摩美の山トラスト基金 対象地)

「子どものころ いろんな木の実を食べた」 という話を聞くが

ボクには その記憶があまりない。

生まれ育った名古屋というところには そんな木が少なかったのかもしれない。

だだっ広い濃尾平野だからだろうか 山もなかったからだ と勝手に思っている。

よく童話に出てくる木イチゴを その木からとって食べたいと 子ども心に思っていた。

我が森には 大きな桑の木があって 今 その実がびっしりとついている。

しかし 近くで遊ぶ子どもたちが その実を喜んで食べている姿を見たことがない。

「おいしいよ」 いつだったか教えてもらったことを思い出して 恐る恐る食べてみた。

甘酸っぱくて なかなかに美味しかった。

まっ黒で ブツブツした なんとも美しくない姿だったが ・・・。

我が庭に挿し木したグミの木に ルビーのような実がひとつぶら下がっていた。

あまりに可愛くきれいだったので 食べるのはやめた。

もちろん 我が森ににもその木があるので(家の木の親) 明日にでも行ってみよう。

きっと いっぱいいっぱいプラプラしていることだろう。

ヤマボウシの赤い実も 美味しいと聞いたので 実のったら食べてみよう。
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by jam909jam | 2009-06-07 21:29 | ◆多摩美の山

今年は ブルー

雨上がりの さわやかな今日

木陰に チラチラと色づいた 山紫陽花

不思議だよね おもしろいよね~

去年は 赤味をおびた色だったのに

今年は さわやかなブルー。

小ぶりで やさしい顔の 山紫陽花が ボクは好き。
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2009.5.25
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こちらは これから賑やかに打ち上げられる 墨田の花火。

花束でいただいたものを挿し木して 3年目。

去年は 一個しか咲かなかったけれど 今年は 2・3・4・5・6 ・・・。

山紫陽花の4・5倍に大きく うれしいね^^
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2009.6.7
by jam909jam | 2009-06-07 12:00 | ◆My Garden

お菓子じゃない 京鹿の子

大きな葉の上に ふんわりとあでやかなピンク

この写真では かなり強力な印象ですが 全体像はどちらかといえば地味。

しかし 梅雨の時期 その姿は強力な存在感です。

花の姿を 濃いピンクの生地の上に小さな白い模様が踊る「鹿の子絞り」に例えたキョウカノコ

今が盛りと 咲き始めました。
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2009.6.7
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by jam909jam | 2009-06-04 01:16 | ◆My Garden